日能研では、2週間ごとに学習した内容が身についているかどうかテスト(育成テスト) が行われます。
5年生のむすこがここ最近(11月)この「育成テスト」で「社会」の点数が
伸び悩んでいますが、むすこと同様に「社会」の点数が伸び悩んでいるなど
同じような悩みがあるお子さんがいるのではないでしょうか?
結論から言うと、その原因は、「日本史」です。
なぜ、「日本史」が原因で「育成テスト」の「社会」の点を下げているのか、
むすこの経験を通してその理由を紹介したいと思います。
まずは、今回の「育成テスト」の結果から。
[日能研] 5年 育成テスト 第16回 結果
![結果](https://chugaku-juken-blog.net/wp-content/uploads/2022/11/名称未設定のデザイン-2-1.png)
<得点>
科目 | 点数 | 平均点 |
国語 | 114 | 107.6 |
算数 | 113 | 100.3 |
社会 | 75 | 77.8 |
理科 | 79 | 80.1 |
4科目合計 | 381 | 365.9 |
*育成テストの満点
・「国語」「算数」:各150点
・「社会」「理科」:各100点
・「4科目合計」:500点
「社会」「理科」が平均点を下回ってしまいました。
<順位>
総合順位(Gクラス) | 3,586人中 | 1,306位 |
男女別順位(Gクラス) | 1,742人中 | 716位 |
前回と同じくらいの順位でした。
考察
復習の時間配分の調整がうまくできなかったようで、「社会」と「理科」に
その影響が反映されてしまったようです。
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「社会」の点数が下がってしまった理由
![理由](https://chugaku-juken-blog.net/wp-content/uploads/2022/12/名称未設定のデザイン-2.png)
「日本史」のスピードが早い
むすこに「日本史」の授業の内容を聞いてみたところ、
幕末を除く江戸時代が2回の授業で終わったとのことでした。
「日能研」でしっかりと考察されたカリキュラムで構成されているのは
承知しているのですが、「育成テスト」までに覚えるのには、
なかなかのボリュームがあります。
「育成テスト」までの復習する時間が不足してしまうので、
覚えきれなくてテストに臨んでしまう状態になりがちです。
人名が覚えられない
「日本史」では、多くの「人名」を覚えなければいけないのですが、
むすこの場合、「人名」の暗記に苦労しています。
知り合いでもなく、興味もない「人の名前」は、記憶に定着しないようです。
人物名は漢字の読み方が難しかったり、似たような名前も多くので、
むすこは比較的記憶力が良いのですが、なかなか頭に入ってこないようです。
こどには理解しにくい繰り広げられる人間模様
歴史は、覇権を争い、それにまつわる人間模様が多くの事件になっています。
中学生くらいになれば、そういった人間のしがらみが引き起こしていることがらは
理解や興味が出てくると思われますが、小学生では、そういったことを
理解するにはむずかしいのかなと思われます。
もちろん、歴史好きの小学生もいると思いますが、多くの小学生は、
ゲームの方に興味があるのではないでしょうか?
「日本史」の勉強の対策は?
![対策](https://chugaku-juken-blog.net/wp-content/uploads/2021/11/名称未設定のデザイン-5.png)
時間をかけて覚える
大学受験でも出題されるような問題もあるので、簡単に覚えられないのは当たり前です。
繰り返し学習することで覚えていきましょう。
こどもにプレッシャーをあまりかけないようにしましょう。
時代背景をとらえる
時代背景をとらえると理解も深まります。
歴史まんが等を上手に活用して理解を深めていきましょう。
むすこは、よくわからなかったところを
角川まんが学習シリーズ 日本の歴史を活用して理解を深めています。
やはり、活字よりもまんがの方がわかりやすいようです。
まとめ
「日能研」では、繰り返し学習することで、記憶に定着させる
カリキュラムになっていますが、「日本史」は、まさにその典型です。
「育成テスト」の「社会」の点数が上がってこないこない理由は、
この「日本史」によるところが大きいと予想されます。
「育成テスト」で結果が良くなかったとしても、繰り返し学習することで
知識として身につくので問題ありません。