日能研では、冬休みに冬期講習があります。
5年生のこの時期は、他の大手進学塾より勉強の進み具合が緩やかな日能研でもペースが早くなったり、勉強の内容が難しなったりなど、こどもにとって、いろいろとたいへんな時期になります。そういった中で、「冬期講習を受講するメリットはあるのか?」など疑問に思っている人もいるのではないでしょうか?
結論から言うと、参加した方が良いと思います。
今回は、日能研に通っている私のこどもの経験から、なぜ参加した方が良いかということを説明していきます。
日能研 冬期講習(5年)
基本的には、日能研に通っている生徒は、全員参加です。
むすこのクラスは、ほぼ参加していました。
日程
□全10日間 [12月26日〜1月7日]*12月31日〜1月2日の3日間は休み
・9日間:授業[8:20〜13:25]4科目
・1日間(最終日):テスト[8:30集合〜11:20(4科目)/ 10:20(2科目)]
新6年生の授業のスタートの直前で、ギアを上げていく必要があるのか、冬休みのほとんどを塾に行くことになります。
コース
・発展コース(上位クラス)
・標準コース(標準クラス)
基本的には、現在いるクラスでコースが決定します。
上位クラスに在籍中でも希望すれば、標準クラスの受講も可能なようです。基礎に不安のある場合は、先生に相談してください。
学びのテーマ
テーマごとに学習を行なっていきますが、基本的には、5年生の後期(9月〜11月)に学んだことを復習を行います。また、最終日には、学んだ内容を理解しているか確認するためのテストが行われます。
国語
・文章構成
・キーワード・キーセンテンス
・具体と抽象
・理由
・対象と同意
・表現の工夫
・変化ー心情・場面
・総合問題 *漢字・語句
算数
・割合
・比
・早さ
・平面図形
・場合の数
・規則性
社会
・古墳・飛鳥・奈良時代
・平安時代
・鎌倉時代
・室町時代
・江戸時代
・明治時代
・総合問題
理科
・地層・岩石
・電流
・音と光
・てことばね
・水溶液の性質・溶解度
・気体・燃焼
・熱の働き
・太陽
費用
・4科目:¥56,980(税込)
・2科目:¥34,760(税込)
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日能研 冬期講習受講のメリット・デメリット
冬期講習のメリット
勉強時間を確保できる
冬休みの期間中にゲームやユーチューブなどのたくさんの誘惑が待ち受けているので、勉強をする時間が少なる可能性があります。また、親に関しても、こどもに勉強をさせようと注意したりなど、気が休まらない感じになるのが予想されます。
冬期講習に行くことで、単純に1日に4科目、各教科70分(合計280分)の授業がありますので、9日間で合計42時間の勉強する時間が確保できます。*テストは除く
また、家での復習を合わせると、1日平均3時間すると、30時間で、10日間で合計約70時間は勉強することになります。
規則正しい生活ができる
学校が休みになると、朝起きるのが遅くなったり、夜寝るのが遅くなったりなど生活のリズムが崩れる可能性があります。
冬期講習は、学校と同じくらいの時間にスタートするので、規則正しい生活をキープすることができます。
効果的な復習ができる
日能研の実績に基づいたテキストで学ぶことにより、効果的に復習が行えます。
テキストのすぐれたコンテンツにより、今まで学習した内容の記憶を呼び起こして、再度、脳に定着するように構成されていることが考えられます。
実際に、普段は、わたしから質問しないと塾のことを話さないむすこの方から、上機嫌で「あいまいにおぼえていたところを理解することができてよかった」と、わざわざ言いに来くる程、むすこにとって有意義な講習でした。
冬期教習のデメリット
テキストの解答の解説がシンプル
テキストの解答編の冊子の解説がシンプル過ぎるので、もう少し重要な事柄などの解説を掲載してもらうと、復習する際に役に立つのではないかという印象を受けます。
ただし、日能研のサイト「MY NICHINOKEN」で、今回の冬期講習の動画が掲載されているので、この動画を活用すれば問題はないかと思います。
健康維持に注意が必要
冬休みに間、ほぼ毎日、塾に通って、家では復習して過ごすので、精神的も肉体的にも疲労が蓄積することが予想されます。実際、むすこも後半は、かなり疲れた様子を見せていました。
そういった疲れ(プレッシャーなど精神的なものも含めて)、こどものケアがいままで以上に必要です。食事や睡眠の管理やストレス解消など意識的に行うことが重要です。休みは、年末年始の3日間しかありませんが、こどもがリフレッシュできるように遊びに連れて行くなど外出してみてはいかがでしょうか。
まとめ
日能研の5年生の冬期講習は、6年生になる直前の時期に行われるので、4年生の時よりも当然、塾に行く日数がや授業の密度が濃くなります。
かなりハードな日々になりますが、むすこの経験から判断すると「冬期講習は、学びの場として、価値のある時間になると思います。
全員参加の講習ですが、参加しようかどうか迷っている場合、この記事が参考になればうれしいです。