中学受験のこどもを持つ親であれば、テストの点数が悪かった時に
こどもに何か言いたくなってしまうことがあるかと思います。
今回、日能研の5年生の13回目の育成テストが行われました。
結果は、5年生の育成テストでいままでで一番悪い成績でした。
私が中学受験の親のこころがまえを参考にしている
令和の中学受験 保護者のための参考書では
テストの結果で親は一喜一憂をしないようにすることが
言われています。
今回は、中学受験をする親のこころがまえの悪い例を
私たち親子の経験から話をしたいと思います。
まずは、テストの結果から
[日能研] 5年 育成テスト 第13回 結果
![テスト7](https://chugaku-juken-blog.net/wp-content/uploads/2021/10/名称未設定のデザイン-8.png)
<得点>
科目 | 点数 | 平均点 |
国語 | 108 | 115.7 |
算数 | 100 | 95.7 |
社会 | 77 | 73.7 |
理科 | 70 | 72.3 |
4科目合計 | 355 | 357.5 |
*育成テストの満点
・「国語」「算数」:各150点
・「社会」「理科」:各100点
・「4科目合計」:500点
「国語」「社会」の2科目と4教科の合計が
平均点に届きませんでした。
<順位>
総合順位(Gクラス) | 3,543人中 | 1744位 |
男女別順位(Gクラス) | 1,714人中 | 906位 |
総合順位は、いつもより、1,000番ほどくらい下がってしまいました。
<考察>
5年生になりテストの内容が難しくなってきたようで、
4科目の合計点数の最低目標点数としている「400点」に
夏休み以降から届かなくなってきました。
sponsored links
テストの結果でこどもを責めてしまう理由
![test](https://chugaku-juken-blog.net/wp-content/uploads/2022/10/名称未設定のデザイン-3.png)
テストの予習ができていなかったから
ゲームをする時間が長かったり、テレビを見ていたりなど
勉強をなかなか始めない。また、始めてたと思ったら、
だらだらしたり、文房具をいじったりなど勉強に集中していない
姿を思い出してしまう。
テストの結果が極端に悪い
テストの結果が悪かったとしても予想の範囲以内あれば
「次はがんばろうね!」と声を掛けられののですが、
いつもより極端に成績が悪かった場合、こどもが
ちゃんと勉強をしていないのではないかなど不安になって
いろいろなことを言ってしまう。
今回のテストで、私は、まさにこのことをしてしまいました。
こどもに干渉しすぎる弊害
![親子](https://chugaku-juken-blog.net/wp-content/uploads/2022/10/名称未設定のデザイン-1-2.png)
こどもの余計にやる気をなくす
テストで良くない結果だった場合、一番ショックを
受けているのは、こども自身です。
親の小言は子供にとって何の役にも立ちません。
また、家庭の雰囲気も悪くなってしまいます。
今回のテストで私はむすこに対して、
頭の中ではテストの成績で一喜一憂はしてはいけないとわかっていても、
いままでの中で最悪の結果だったので、黙っていることができずに、
説教に近いかたちでこどもに長い時間、話をしてしまいました。
そのせいで、こどもが元気がなくなり、
家族の雰囲気も悪くなってしまいました。
こどもの自主性がなくなる
親があれこれ言ってこどもにやらせてしまうとこどもは、
言われたことでしか動けなくなる受け身の姿勢になってしまいます。
中学受験に合格しても、中学生以降のこどもの成長にストップをかけてしまうと、
私が参考にしている令和の中学受験 保護者のための参考書と紹介されています。
テストの結果で親が取るべき姿勢
![ポイント](https://chugaku-juken-blog.net/wp-content/uploads/2022/10/名称未設定のデザイン-2-2.png)
テストの成績で一喜一憂をしない
テストのたびに、こどもに喜怒哀楽する姿を見せない方が
よいかもしれません。
理由は、こどもは、親の顔色を見るようになってしまう危険があるからです。
こどもは親のためにテストをするのではありません。
テストは、こどもの未来のための過程のひとつにしか過ぎません。
こどもと同じ視線になる
親自身も間違っていることがあれば、こどもに
あやまる姿勢を持ちたいものです。
私たち親子の例ですが、
今回のテストがいままでにないくらい点数が下がってしまったので
私は、我慢できずにきつめに注意をしてしまいました。
こどもは黙って聞いていましたが、言い過ぎたようで
逆効果で元気がなくなってしまいました。
翌日、反省し、こどもにきつく注意したことを謝りました。
その時、むすこに「パパ、すごくこわかった」と言われ、
注意ではなく、恐怖を与えていたんだと猛省しました。
私が謝ったことでむすこは、前向きになってくれたようで、
次のテストで挽回できるようにがんばると言ってくれました。
まとめ
今回の育成テストの結果は、ひどい結果でしたが、
中学受験に取り組んでいる親子の関係を見つめ直すよい機会となりました。
中学受験は、親子共同の受験と言われています。
親がこどものためによかれと思って、やり過ぎてしまうと
かえってこどもにとってよくないことを引き起こしてしまうことが
よくあると言われています。
みなさんも、おこさんのテストの結果が落ち込んだときには、
感情的にならずに、親としてのあたたかい目で見てあげてください。