子供にとって、「インバウンド」や「円安」といった中学受験で出題されそうな言葉の理解度は個人差があります。実際に、私の子供にこれらの言葉を尋ねてみると、よく理解していませんでした。
中学受験では、時事問題が出題される学校が8割以上あると言われています。対策として、専用の問題集で勉強する方法もありますが、詰め込み型の学習ではあいまいに覚えてしまい、難関校の問題に対応できない可能性もあります。
では、効果的な時事問題の学習方法とは何でしょうか?今回は、私の子供が実際に経験した中で効果のあった時事問題の勉強法を紹介します。
中学受験での時事問題とは
中学受験において、時事問題は重要な要素の一つです。
時事問題の出題内容は多岐にわたり、最新の国内外のニュースや政治的な出来事、社会問題、経済の動向などが含まれます。時事問題は単なる情報の理解だけでなく、その背景や影響、さらには自分の意見や判断を述べることも求められる場合があります。
したがって、中学受験において時事問題への対策は非常に重要です。
適切な対策を取ることで、受験の成績向上に大いに役立ちます。
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失敗した時事問題の対策
新聞の切り抜き勉強法
時事問題に出題されそうな内容の新聞の記事を私が切り取ってノートに貼り、むすこにそれを読んで覚えるようにすることでした。しかしながら、いつもの勉強が忙しく、ノートを開く機会があまりありませんでした。
なによりも新聞の切り抜きを毎日するのは結構大変で、私自身も長続きできませんでした。
ニュースを見るようにすすめる
むすこにニュースを見て時事問題を覚えるようにアドバイスしましたが、食事や休憩の息抜きの時間に見ているため、集中して見ることができませんでした。このような時間にまで勉強に集中するように求めるのは厳しいので、やめることにしました。
受験生は時間がない
受験生は日々の復習などの時間で余裕がほとんどありません。そのため、時事問題を別途覚える時間を確保するのはなかなか難しいです。
辿りといた時事問題の対策法
テレビのニュースを親子で一緒に見て、その中で時事問題のキーワードを親の私が拾って、子供にそのキーワードを知っているか質問します。理解していなければ、端的に子供に教えてあげます。大人でも端的に教えるのは結構難しいので、私はスマホを使ってすぐに調べて子供にその場で教えます。
注意することは、あまり時間をかけないことです。子供は食事や休憩でテレビを見ているので、子供が疲れない程度で話をします。子供もこの方法なら覚えやすいようで、同じキーワードを質問してみると覚えている割合が高いです。
ただし、覚えてきてもしばらくすると忘れることがあるので、繰り返し同じキーワードを質問してください。
6年生の冬期講習で時事問題の対策の講座があるようですが、直前でまとめて覚えるのはかなり大変です。ですので、今から積み重ねて覚えていく方がよいかと思います。
ちなみに、日能研では、時事問題の参考書ー2023年度中学受験用 2022重大ニュースーがあります。難関校を志望しているSAPIXなど他の塾の生徒も、自塾の参考書だけでなく、この参考書も購入しているそうです。
まとめ
時事問題を急に詰め込んで覚えることはかなり大変です。こどもに負担をかけずに、すきま時間を活用して少しずつ覚えていく方法が効果的だと思います。
これから、勉強時間がますます増えていくでしょうから、こどもの状態を見ながら、時事問題の対策の勉強を進めることが重要です。