日能研・5年生の9月後半に「思考力育成テスト」が始まりました。
普段の「育成テスト」とは何が違うのでしょうか?
結論から言うと、「思考力育成テスト」は、「育成テスト」より
テストの内容が難しいものになっています。
今回、第1回目の「思考力育成テスト」を行なった経験から
詳細を紹介いたします。
「思考力育成テスト」(5年生)とは
目的
難関校に合格するために土台を作ることが目的。
つまり、難関校に出題されような問題の内容となっています。
単純に選択肢から解答を選択したり、単語の答えを
記入するような問題は少なく、答えの本質・つながりまで
解答することを求める問題が出題されます。
また、与えられた情報で、論理的に考察することも
求められます。
例えば、「社会」の問題で、
「減反」を4つの文を並べ替えて、
原因から結果になるように答える問題がありました。
きちんと流れを理解していないと答えを導き出せない内容でした。
対象
・5年上位クラス生
*難関校の対策のためのテストなので上位クラスが対象
回数・テーマ
①原因と結果 ②目的と手段 ③具体と抽象
④特殊と一般 ⑤部分と全体
科目と時間
・国語(50分)・算数(50分)
・社会(30分)・理科(30分)
対策
範囲が決まっている「育成テスト」とは違い、
出題範囲が決まっていません。
総合的に復習をすることが必要です。
また、難関校で出題されような問われ方をされるので、
ものごとを点で覚えるのではなく、つながりを意識して
線で覚えてるようにしていく必要があります。
このテストは、難関校の問題に徐々に慣れていくイメージだと
考えられます。
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「思考力育成テスト」(5年生)のメリット・デメリット
メリット
難関校を希望校にしているのであれば、
難関校の対策としてテストを取り組むことで
実力のレベルアップや勉強のモチベーションがアップする。
デメリット
問題が難しいので、見直しに時間が掛かる。
出来なかった問題の全ての見直しをすると時間が足りなくなるので、
見直しの取捨選択が必要。
「思考力育成テスト」5年生・1回目の結果
<点数>
科目 | 点数 | 平均点 |
国語 | 104 | 100 |
算数 | 125 | 108 |
社会 | 50 | 60 |
理科 | 70 | 56 |
4科目合計 | 351 | 329 |
*思考力育成テスト:満点
・「国語」「算数」:各150点
・「社会」「理科」:各100点
・「4科目合計」:500点
<参考までに>
むすこの接し方や中学受験の心構えに
令和の中学受験ー保護者のための参考書ーという本から多くのことを学んでいます。
<順位>
総合順位(Gクラス) | 3,159人中 | 1,009位 |
男女別順位(Gクラス) | 1,567人中 | 544位 |
<考察>
今回のむすこの結果ですが、「育成テスト」よりも内容が難しく、
点数も落としてました。
ちなみにこのテストは、偏差値が出ません。
「社会」が難しく、苦戦したようです。
「国語」も慣用句の記述問題にも苦戦したようで、
慣用句の勉強の必要性を実感したようです。
まとめ
「思考力育成テスト」のなかに「育成テスト」の文字は入っていますが、
別ものです。
また、「全国公開模試」よりも範囲が広く、難易度が高いです。
むすこは、今回のテストは、「かなり難しくて、疲れた」と言ってました。
難易度が増して大変だと思いますが、難関校を目指すのであれば
必要なテストなので、むすこを引き続きサポートしていきたと思います。