中学受験は、子どもにとって初めての本格的な試練であり、親にとっても多大な時間とエネルギーを費やす一大イベントです。
そして、この受験の期間には、多くの家庭が共感できるような“あるある”がたくさんあります。
そこで今回は、中学受験あるあるエピソードをご紹介します。
子供が体調を崩しがち
受験シーズンのピークは、寒さが厳しい冬に重なります。そのため、体調管理は合格への重要なカギになります。しかし、どんなに気をつけていても、体調を崩してしまうことはよくある話です。
ここぞという模試の日に限って発熱!
子供がよく遭遇するのが、模試当日に限って体調不良に。前日まで元気いっぱいだったのに、朝起きたら「なんだか頭が痛い…」。熱を測るとまさかの38度超え!「どうしてこのタイミングで…」と親子で嘆くものの、模試は待ってくれません。
仕方なく解熱剤を飲んで参加したものの、集中できずにボロボロの結果に。「あの日体調を崩さなければ…」と後悔するのも受験生あるあるです。
受験直前の必死の体調管理
受験直前の1週間は、家族全体が緊張感に包まれます。子供のため、加湿器をフル稼働させたり、栄養満点の食事を用意したりと、親はできる限りのことを尽くします。
多くの家庭では、受験本番まで子どもを学校を休ませ、外出を控えさせます。また、家族全員で外出時はマスクを着用し、手洗いうがいを徹底するなど、万全の体調管理に努めます。
しかし、こうした努力も虚しく、当日は緊張のあまりお腹を壊してしまう子どもも少なくありません。受験本番が近づくにつれ、親も子も胃がキリキリするような日々を送ることになります。
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成績がアップダウンする
受験勉強の長い道のりでは、成績のアップダウンはつきものです。努力がすぐに結果に結びつかないこともしばしば。これに振り回される親子の姿は、多くの家庭で見られる光景です。
成績が急に上がった!でもそれはまぐれ?
模試の結果がいつもより良かったとき、最初は大喜びします。しかし、次の瞬間には「まぐれかもしれない…」と心配に変わることも。
親は「これが実力ならいいけど…」と期待と不安が入り混じった複雑な表情を浮かべ、子供は「次もこの調子で頑張るぞ!」と意気込むものの、次の模試ではガクッと下がってしまうことも。
「あの時の成績は一体何だったの?」と親子で首をかしげる瞬間は、どの家庭でも経験するものです。
頑張ったのに下がった成績に親子で落ち込む
一生懸命勉強したのに成績が下がるほど辛いものはありません。
子どもが「今回は手応えあった!」と自信満々だったにもかかわらず、結果が思わしくないと、親も「どうして?どこが悪かったの?」と頭を抱えてしまいます。
その度に「勉強方法を変えた方がいいのか」「新しい参考書を購入した方がいいのか」など、家族で話し合う場面が増えていきます。
親が子供にプレッシャーをかけすぎ
子供を思うあまり、ついつい口出ししてしまうのが親心。しかし、それが逆に子供にプレッシャーを与えてしまうことも少なくありません。
「今日は何点取れたの?」が毎日の決まり文句
テストから帰ってきた子どもに、つい「今日は何点取れたの?」と聞いてしまう親は少なくありません。しかし、この質問が子どもにプラスに働くことはほとんどありません。
さらに「また失敗しちゃったの?」と追及されると、子どもは思わずうつむいてしまいます。こうしたやり取りが日常化すると、子どもは点数の報告を嫌がるようになり、最悪の場合、やる気を失って成績が伸び悩む原因になってしまうこともあります。
家族の期待が重すぎてプレッシャーに押しつぶされる
「あなたならもっとできる!」などと励ますつもりが、親の期待に応えようとするうちに、いつの間にかそれがプレッシャーとなり、子どもが追い詰められてしまうことがあります。
その結果、子どもは「絶対に失敗できない…」と強いストレスを感じるようになります。プレッシャーに打ち勝って頑張れる子もいれば、重圧に耐えきれず体調を崩してしまう子もいます。親の愛情が逆効果になってしまうこともあるのです。
まとめ
中学受験は、子どもだけでなく親にとっても一大イベントです。子どもの体調管理に細心の注意を払い、成績のアップダウンに一喜一憂し、時にはプレッシャーをかけすぎてしまうこともあるでしょう。
しかし、こうした日々を共に乗り越えることで、親子の絆が深まるのも事実です。受験生活には辛いことも多いかもしれませんが、振り返ってみればどれも良い思い出に変わるはずです。
この記事を読んで、「うちだけじゃないんだ」と少しでも安心していただけたら幸いです。受験生の皆さん、そしてサポートするご家族の皆さん、最後まで頑張ってください!