中学受験を目前に控え、受験生は最後の追い込みに全力を尽くしていることでしょう。
私のむすこも、まさにこの時期、必死に勉強に取り組んでいた姿が今でも忘れられません。
しかし、どんなに努力を重ねても、成績が思うように伸びず、模試の偏差値が下がってしまうこともあり、不安や焦りがピークに達したのも事実です。むすこもその壁にぶつかり、心が折れそうになる瞬間がありました。
それでも、この「成績の停滞期」をうまく乗り越えたことで、最終的には第一志望校に合格できたのではないかと感じています。
本記事では、成績が伸び悩んでいる受験生とそのご家族に向けて、私たちがどのようにこの試練を乗り越え、第一志望校合格を勝ち取ったのか、その体験をお伝えしたいと思います。
成績が伸び悩む3つの理由
中学受験の勉強をしていると、一定の期間成績が停滞することは珍しいことではありません。特に以下の3つの理由が考えられます。
理解が浅い部分がある
今まで勉強してきた内容の中で、理解が不十分な部分が蓄積されていることが多いです。テストで点数が取れないと感じるのは、その理解が完全でない箇所が足を引っ張っている可能性があります。
応用問題への対応力不足
難関校を目指す場合、基礎をしっかり理解しているだけでは不十分です。基礎知識を応用できる力が必要ですが、その練習が不足していることが成績停滞の一因になることも。
勉強法が間違っている
勉強の進め方が誤っていると、どれだけ時間をかけても成績は思うように上がりません。例えば、塾で使っているテキストの復習をせずに、新しい参考書に手をつけるなどは避けたいところです。
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停滞期克服は反復学習が効果的
間違っているところを中心に反復学習
成績が停滞する原因の一つに、「同じ箇所で繰り返し間違える」ということがあります。これは、問題を解く際にパターンを覚えることに頼りすぎたり、解答のプロセスをしっかり理解していなかったりするためです。間違えた箇所をそのままにして次へ進んでしまうと、理解が浅いままで同じミスを繰り返すことになります。
解決策としては、間違えた問題を再度見直し、どこで誤ったのかを細かく分析することが重要です。特に、なぜそのミスが起きたのか、どの部分の理解が不足しているのかを明確にすることで、次回は正しいアプローチで問題に取り組めるようになります。
知識の定着には「繰り返し」が必須
知識を一度学んだだけで完璧に理解することは難しいです。
人間の脳は、何度も繰り返し学習することでその情報を長期記憶に蓄えることができるため、反復が非常に大切です。
たとえば、算数の解答パターンや難しい漢字は繰り返し解いたり書いたりすることで定着します。特に難関校では、基礎がしっかり身についていることが前提なので、基本的な問題を反復して自信を持つことが重要です。
日能研のテキストを反復学習することで力をつける
日能研の学習法は、復習を重視し、長期的な記憶の定着を目指しています。
新しい学習法を試してみたくなることもあるかもしれませんが、まずは日能研のテキストを、特に苦手な部分に焦点を当てて繰り返し学習することが大切です。
こういった地道な努力が、本番での高いパフォーマンスにつながります。
反復練習を続けるための効果的な方法
無理のない反復学習のスケジュールを組む
反復学習の効果を最大限に引き出すためには、入試本番までの限られた時間の中で、毎日少しずつでも継続することが重要です。無理のない範囲でスケジュールを立て、毎日同じ時間に復習を行うことをおすすめします。
苦手な分野を絞って取り組む
すべての教科や分野を一度に反復しようとすると、効率が悪くなり、集中力が続かないことがあります。そのため、苦手な分野を重点的に反復する方法が非常に効果的です。
また、親が子どもの苦手分野を見つけ、復習をサポートできれば、さらに良い結果につながります。
まとめ
中学受験の本番を数ヶ月前に控えた時期は、親も子も精神的に大変なものです。成績が伸び悩む時期があるのは自然なことですが、その際に焦らず反復学習を取り入れることで、志望校合格という最高の結果につながる可能性が高まります。
反復学習を効果的に行うためには、まず成績が上がらない原因を把握し、その上で反復学習を日常生活に取り入れることが重要です。実際、息子は反復によって不安を自信に変え、第一志望校の合格を勝ち取ることができました。焦らずにコツコツと積み重ねていくことで、必ず成果が表れるはずです。
最後に、お子さんが成績の壁にぶつかったときこそ、親として冷静にサポートし、「今こそ反復学習で壁を乗り越えよう!」と前向きな姿勢を示すことが大切です。