「日能研 難関チャレンジテスト」とは、どのようなテストなのでしょうか?こんな疑問をお持ちの方も多いかと思います。
通常の「日能研の全国公開模試」とは、何が異なるのでしょうか?
私の息子が受けた「日能研 難関チャレンジテスト」の体験を通して、このテストの内容をお伝えしたいと思います。
新4年 日能研 難関チャレンジテストとは?
項目 | 内容 |
---|---|
テスト内容 | 難関校の難問を想定したテスト |
参加クラス | 息子のクラス(Gクラス)は全員参加で、Wクラスは希望者のみの参加 |
科目 | 算数・国語、各科目50分 / 各150点満点 |
日能研 難関チャレンジテスト」は、難関校受験を想定したテストであり、育成テストや全国公開模試よりも難易度が高いテストです。
息子の場合、解答できた問題は半分ほどで、残りの問題は全く歯が立たず、空白のまま提出となりました。このことから、今回(2021年3月21日実施)行われた「新4年 難関チャレンジテスト」は、名前の通り相当難しかったと推察されます。
実際にどのような内容であったのか、各科目の内容を見ていきましょう。
国語
「国語」は、漢字問題はほとんど出題されず、記述問題がメインで、読解の力とその読解したことを文章にできる力が必要な問題が多く出題されました。
結果として、こういった難易度の高い形式のテストを初めて受験したので受験生たちは苦戦を強いられたようです。
これまで息子は論説文などの文章問題を感覚的に解いていましたが、今回の「難関チャレンジテスト」ではその方法では対応できませんでした。今回の「難関チャレンジテスト」の結果には、かなり打ちのめされたようで、読解の参考書を探すことになりました。
色々と調査した結果、『中学受験国語 文章読解の鉄則』という参考書にたどり着きました。この参考書は具体的な解答方法を多く解説しており、豊富な問題例も収録されています。文字は少し小さいですが、中学受験で必要な読解力を身につけるための基本原則が紹介されています。
算数
算数の問題も本当に難解で、受験生は苦戦を強いられたと思います。問題には独創的な演算や、複数のサイコロの目に関するもの、そしてゲームの試合の順位表に関する問題などが含まれていました。
その結果、全体の問題の半分が正答率50%以下となり、中には1-2%の正解率の問題も多数あり、非常に厳しいテストだったことが分かります。
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「難関チャレンジテスト」の結果
教科 | 点数 | 偏差値 |
---|---|---|
国語 | 89点/150満点 | 55.9 |
算数 | 44点/150満点 | 49.8 |
総合 | 133点/300満点 | 53.9 |
総合順位 |
---|
約1,100/約3,700人 |
むすこの今回の「難関チャレンジテスト」の結果になります。
2科目の合計点が半分以下だった結果から、このテストは相当難易度が高かったことがわかります。
算数の点数は、1/3以下を下回ってしまいましたが、得点偏差値のデータを見ると、特に算数の難易度が際立って高かったと推測されます。
「難関チャレンジテスト」を経験した感想
「難関チャレンジテスト」の結果から明らかになったことは、難関校のテストの難易度が想像以上であったということです。
このテストの結果を基に考えると、難関校への挑戦を見直さなければならないかもしれません。
息子はまだ塾に通い始めて数ヶ月ですが、自信をつけ始めていた彼にとって、このテストはショックだったかもしれません。
しかし、息子が今後難関校を目指すのであれば、このような難問と向き合う必要があります。全国公開模試の結果と比較すると、偏差値が5〜8ポイント下がりましたが、難問に挑戦した経験は息子にとってプラスになったと思います。
難関チャレンジテストの取り組み方
『難関チャレンジテスト』の結果が振るわなかったため、後日、日能研の先生と面談し、このテストの対策について尋ねました。
先生からは、「このテストは本当に難関です。結果にとらわれず、あくまで参考程度に留めておくべきです。難関校を目指すためには、授業への姿勢や家庭での復習が大切であり、これまでの勉強のアプローチを継続することが良いでしょう。現時点では問題ありません。最終的には、難関校の問題に対応できるよう、合格に向けて着実に学びを進めることが大切です。」とアドバイスをいただきました。
今回の『難関チャレンジテスト』は経験として捉え、今後、難関校に挑戦できるように勉強を着実に積み重ねていくべきだということでした。
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まとめ
「日能研 難関チャレンジテスト」は、難関校の難問を想定したテストで、日能研自体でも初めての取り組みです。私の息子が受けた体験を通して、このテストの内容と難易度をお伝えしました。
国語は記述問題が多く、読解力が重視されました。算数は非常に高度な問題が出され、みんな苦戦したのではないかと思われます。
このテストは、結果は別として、日能研生にとって難問に向き合う体験ができる場であると考えるのはいかがでしょうか。